こんにちは!田舎でサイドFIREを目指して投資中のポット(積立投資歴4年目)です!今回は「テクニカル指標は難しそう…」という初心者の方向けに、専門用語をかみ砕いて解説し、実際に私が行っている売買方法を解説します。
参考になる人・参考にならない人
参考になる人
- テクニカル分析初心者:チャートの基本指標(RSI、MACD、VIX、移動平均線)を学びたい人
- 長期投資志向:米国株を中長期で保有し、市場の上下動にも耐えられる人
- 余剰資金がある人:資金の調整、追加購入など資金に余裕がある人
- 継続学習派:バックテストや定期的な指標チェックを習慣化できる人
- 上昇志向:リターンの向上を求めてる人
参考にならない人
- ファンダメンタル重視派:企業業績やニュース中心でチャート分析に興味がない人
- 短期トレーダー:数分・数時間・数日の小さな値動きで稼ぎたい人
- 余剰資金がない人:投資時期・資金が決まってる人、資金がない人
- 学習負荷を避けたい人:新しい指標やツール導入の手間を嫌う人
- 安定志向:投資をしない人、積立投資のみの人
1. テクニカル分析って何?
株価はニュースや決算で動きますが、チャートは “投資家の売買の跡”の集合体 です。テクニカル分析とは、その跡を観察して「そろそろ上がりそう/下がりそう」を予想する方法。
- ファンダメンタルズ分析:企業の中身をみる(成績表)
- テクニカル分析:株価チャート(心電図)をみる
心電図のリズムが乱れたら要注意…と同じで、チャートの“リズム”を掴むのが目的です。
2. 主役はこの3つ
指標 | 重要度 | ひと言で | どう役立つ? |
---|---|---|---|
RSI | ☆☆☆☆ | 買われすぎか売られすぎかの温度計 | 「行き過ぎ」を教えてくれる |
MACD | ☆☆☆ | 売買サイン | トレンドに勢いがあるか判断 |
VIX | ☆☆ | 恐怖指数 | 投資家の不安度合いを数値化 |
2‑1. RSI(Relative Strength Index)
- RSIライン:0〜100で推移するメインの線。数値が70超なら買われすぎ、30未満なら売られすぎの目安。
- シグナルライン:RSIの移動平均(たとえば5期間SMA)で、RSIを平滑化した補助線。クロスをシグナルとして使う場合に表示される。
2‑2‑1. 2本線の見方
- RSIライン×シグナル上抜け → 上昇モメンタム強化のサイン
- RSIライン×シグナル下抜け → 下降モメンタム強化のサイン
ワンポイント:シグナルラインを表示することで、RSIだけの“単発”シグナルをフィルターでき、ダマシが減る効果があります。
2‑2. MACD
- 12日と26日のEMA(指数平滑移動平均)の差を線にする。
- 0より上→上昇の勢い、下→下降の勢い。
- シグナル線(MACDの平均)とのクロスが売買サイン。
ワンポイント:天井と底の見極めに用いる。
2‑3. VIX(恐怖指数)
- 計算方法:S&P500オプションのインプライド・ボラティリティから算出される30日先の予想年率変動率
- 目安:
- VIX <20 → 市場の安心感が強い状態
- VIX >30 → 投資家の恐怖・不安が高まっている状態
- 逆張りシグナル:VIXが急上昇しピークを付けた後は、株価反発のタイミングと見る投資家が多いです
ワンポイント:VIXは“恐怖指数”とも呼ばれ、出来高やRSIと組み合わせることでボラティリティ環境を見極めやすくなります。
2‑1. 移動平均線(Moving Average)
- 例:25日線=過去25営業日の終値の平均。
- 右肩上がり=買いが優勢、右肩下がり=売りが優勢。
- ゴールデンクロス(短期線↑が長期線↑を抜く)→上昇の合図と覚えよう。
3. チャートに表示してみよう
- 無料ツールを開く:TradingView/Yahoo!ファイナンス(アプリOK)。
- 銘柄を検索:例として米国ETF SPY としましょう。
- 表示手順(TradingViewの場合)
- 画面上部の“インジケーター”をクリック
- 検索窓で「RSI」「MACD」を順に選択
- これで3本がチャートに重なります
- 設定はデフォルトでOK:最初は“いじらない”ほうがシンプル。
ワンポイント:見やすさ重視で色を変えよう(短期線=緑、長期線=赤など)。
4. まずは売買してみる(基本)
4‑1. 買いパターン
- RSIが30以下(冷え込み 、売られすぎ)
- MACD、ヒストグラムの下落中から反転
- VIXは35以上で買い時、60以上は全力買い推奨
ワンポイント:3つそろえば“青信号”。
4‑2. 売り(利確)パターン
- RSIが70以上
- MACD、ヒストグラム上昇中から反転
ワンポイント:インデックス長期投資をおすすめしているので、売りは基本NG
実際の投資方法
先に、私の投資方法は基本インデックス投資の長期積立投資です。
売買を頻繁に行う短期投資ではないので注意してください。
チャートですが、今回はS&P500指数に連動する米国ETF(SPY)を用いて解説します。
まず、私はSPY(月足)チャートで大まかな相場の流れを見て、SPY(週足)で売買の判断をしていきます。
SPY(日足)は参考程度に確認。
月足→週足→日足
この順番で見ることをおすすめします。
では、テクニカル指標2つを並べて、重要な月足と週足で解説していきます。

月足チャートでは「赤矢印」が3つ出現し、明確に買われすぎのシグナルが点灯しています。
MACDは下降トレンドに入り、RSIラインおよびシグナルともに70を上回る水準まで上昇。この過熱感を示すサインのあと、2022年1月からは大幅な下落局面に突入し、2025年4月現在もなお下落トレンドが続いています。
今後もRSIラインやシグナルが再び70を超えてくるようであれば、「売りのタイミング」の可能性が高まるサインと考えられるでしょう。

実際に私は2024年の後半からリバランスを行っています。


続いて週足チャートを見ていきましょう。
MACDのヒストグラムが反転し始めており、RSIも売られすぎの水準から反発の兆しを見せています。さらに、赤矢印による「買いシグナル」も確認でき、テクニカル的には絶好の押し目買いポイントが複数見られます。
こうしたサインを総合的に捉えると、中長期目線でのエントリーチャンスが点在していることがわかります。
長期投資の鍵は「忍耐力」。
市場の波に一喜一憂せず、どっしりと構えることが成功への近道です。焦らず、騒がず、自分の戦略を信じて待つ――その先にこそ、しっかりとしたリターンとチャンスが待っています。



週足チャート上、2つの赤矢印で実際にフルインベストメント(資金のほとんどを有価証券に投資し、現金などの余剰資金を持たない運用手法)を行っています。


VIXは非常にシンプルに活用できる指標です。
基本的には、VIXが急上昇したタイミングを「買いのサイン」として捉えるのが有効です。私自身は「VIXが35以上」で買いのサインと判断していますが、人によっては「30以上」でも十分エントリーチャンスと見なせるでしょう。
さらに、VIXが60を超える水準まで達するような局面は、極度の恐怖が市場を支配している状態であり、歴史的に見ても「絶好の買い場」になることが多いです。恐怖がピークに達したときこそ、冷静にチャンスを掴む視点が重要です。



急騰時が絶好の買い時!
7. まとめ
投資初心者の方へ
- 最初は3指標でOK
- ルール化して少額で実験
- 損切りこそ最大の防御
このブログでは一貫して、長期的なインデックス投資を推奨しています。
その理由はただ一つ。
**「市場から退場する人を一人でも減らしたい」**という想いがあるからです。
まずはしっかりと**投資の土台(=インデックス投資)**を築きましょう。
チャレンジは、その後でもまったく遅くはありません。
実際に、私自身のこれまでの資産推移やポートフォリオも公開しています。
リアルなデータだからこそ、これから投資を始める方にも参考になる点が多いはずです。
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投資は自己責任です。本記事は情報提供を目的とし、売買を推奨するものではありません。
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